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「負のスパイラル」への落とし穴トリガー

人間の体や心には、その状態を出来るだけ保とうとする「ホメオスタシス」という機能が常に働いている。

これは、元々、心身コンディションが急激な変化によって、命そのものに可能な限り危険性を少なくさせるように、誰もが備えられている生命や免役維持の機能。

このホメオスタシス機能によって、基本的にはものごとへの価値観、考え方、思考傾向は、そう簡単に変えることが難しくなっている。

例えば、夏になると決まって「怖い話」や「お化け屋敷」等のイベント企画があちこちで開催されるが、夜、墓場に行くと、何となく霊が浮遊しているのを感じるような感覚になります。

そのとき、「薄気味悪い」とか、「ゾッとする」気持ちになるのは、日本での昔からの”因習的な情報”の刷り込みによって、無意識領域にある価値観情報がインプットされ、それが表面化することで、体感としての感覚や経験知として反応する為です。

こうした、因習的、慣習的、洗脳的な情報の刷り込みによって、心身がある感覚になる「特定の表象(内部的、外部的)現象」や、臨場感状態に陥るのを、「フィードバック・ループ」といいます。

こういう現象になると、無意識に精神や心が反応してしまい、「ゾッとする」「恐れ」「不安」「諦め」「怒り」「限定的心情」等のネガティブな心理状態へとスイッチが自動的に作動してしまいます。

実は、いつも似たような「負の循環」、「負のスパイラル」現象を繰り返している人は、日常的な生活の中で、ある種の言葉、ある種の声のトーンやパターン現象、動作、仕草、モノ、味、香りが、その負のスパイラルへの「自動作動スイッチ」として、機能してしまっている可能性が非常に高いといえます。

こういう自動スイッチを
「トリガー」といいます。

「トリガー」とは引き金という意味ですが、引き金を引くと、玉が発射されます。

ここでいう「玉」とは、「負のスパイラル」の現象そのものを言います。つまり、何らかのトリガーを引くことで、ネガティブな世界へと、自らが入り込んでしまう動機付けをしてしまっている。

「トリガー」とは、本人が意識するか、しないかにかかわらず、無意識に体と心が勝手に反応してしまう「作動スイッチ」をいいます。

そして、こうした心理的な負荷が大きいネガティブな現象に入り込む概念世界を「アンカー」といいます。

「アンカー」という概念は、1930年代から既に存在していました。元々は臨床心理学のミルトン・エリクソン派が使用していた言葉で、ある特定の体験を思い出させるような、何らかの言葉使いや、声のトーン、仕草などを指す心理的な用語として使われていました。

TV番組のショーの催眠術でよく使われる、「指をパチン!と鳴らすと、あなたは瞬時に意識を失います…」というのは、指の動作や音を「トリガー」として、意識を無意識状態に持っていくのを「アンカー」として、2つをワンセットで使います。

勿論、この場合、事前に数十分の時間を掛けて、被術者側に対し、変性意識状態(心地良い無意識状態)に入り込む手順を、一つ一つステップを踏んで、予め「アンカー」として埋め込み、本番では、「トリガー」を使うことで、数秒で相手を変性意識状態に誘導することが可能になる。

この場合は、意図的に催眠でこうしたアンカーに入って行くようにしているが、実は、日常生活でも、本人が知らず知らずに、自分自身に負のスパイラルに入り込むように、自己催眠を掛け、「トリガー」と「アンカー」をセッティングしていることが少なくない。

これは、過去の失敗体験やトラウマ等の人生体験の中で、自然発生的に偶発的にセッティングされていることがあるため、本人には全く自覚が無い。

トリガーが何で、アンカーがどんな状態になっているのかは、ゆっくりとしたコンサルで一つ一つを解き明かして行くほかは無いのだけれど、幼少期から現在までの「マイヒストリーマッピング」を作成していくことで、大雑把ながらも、それらしきものを発見することも可能だ。

自分自身のネガティブな感情ヒストリーや、ネガティブな習慣が、過去、どのような状況下で発生してきたのか、一つ一つ冷静かつ、客観的に捉えながら、紐解いていくことで、深い記憶に閉ざされていた出来事や感情、臨場感がフィードバックされ、トリガーとアンカーの関係が明らかにされる可能性はある。

但し、心的外傷を負っている場合は、こうした過去のトラウマから、その記憶再現がトリガーとなって、更に症状が悪化してしまうことがあるため、必ずきちんと専門的な教育と訓練を受けた専門医や専門家の元で、指導を受けながら慎重にワークを行って下さい。

何度も似たような負のスパイラルに入り込む人は、そのトリガーが、例えば、酒であったり、マージャンパイであったり、馬の鳴き声や、タバコの香り、ある種の香水や、夜の酒場の雰囲気であったりするかもしれないし、或いはバイクの爆音やガソリンの臭いであるかもしれない。

こうした「トリガー」に出会った時、これまでの「アンカー情報」を新しいものに書き換えない限り、何度でも、これまでと同じように、辛い感情を覚えるスパイラルにフィードバックループするだけだ。

これは、ホメオスタシスが働くため、本人の意志とは無関係に無意識に導かれてしまう。

このアンカーを書き換えるには、大きく言えば、2つの作業を経る必要がある。

一つは、本人が自分自身が目指す考えや方向をきちんと固めるステップを踏むこと。

二つ目は、こうした人生目標やある種の教義目標を、無意識化に覚えこませ、古いアンカーを書き換える作業をすること。もう少し詳細に言えば、変性意識状態になったときに、こうした目標を臨場感を強化させた状態で自己暗示化して情報を書き換えていく。

とにかく、自分のせいで、負のスパイラルに苦み、長期に渡りそこからなかなか抜け出すことが出来ないでいる人は、そもそも、そのスパイラルループの一番の大本は、どんなアンカーが働いていることでそういう状況になっているのか、また、そのトリガーはなんなのか、(一つだけではなく、複数の場合がある)これをマイヒストリーマップでじっくりと分析をして下さい。

具体的な方法は、ここでは紙面の都合が限られているため、また、別の機会にでもご紹介出来ればと考えていますが、しかしながら、これまでの人生を幼少期から順番に現在までの時間軸で、「人間関係」「経済力」「健康」「家族」「愛」「仕事」「教育」「生きがい」等の項目を切り口に、出来事を記入し、じっくりと紐解いていくことだけでも、相当なことが見えて来るはず。

ちなみに、下記レポートでかなり体系的にその技術を無料で、セルフワークとして学ぶことが出来ます。

http://wkwk.1siawase.com/index.php?powerful-happiness1.1-ld

とにかく、いつも言っているように、普段から、マイヒストリーセルフマッピングは、いろいろなところで役立つので、サイト内のコンテンツをいろいろ探し出して、方法を見つけたら、是非、やって見て下さい。

また、塾を再開したときにも、その具体的なセルフワークのやり方も、動画等を使いながら、学んでいただこうと考えていますので、その際は、是非申し込んで見てくださいね。

多分…。まだ最終的には分かりませんが、今のところの構想としては…、最初はオープンカレッジ形式で、無料で解放する形を考えています。

では、そのときを楽しみにしていてください。

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