人生の再スタート時に気を付けるべき基本

人間である以上自己保身欲・交配欲・
社会的権力欲を持たないわけには行きません。

なぜなら、これらは日々の生きる原動力になっている
一番基本的な要素だからです。



しかし欲を悪用し、自己保身に偏り過ぎると
大体において混乱の人生に陥る傾向が見られるようです。


人生、再スタート時での基本」の結論を先に言えば、
「ぶれない志」を追及し、確立することです。

志というのは、家を建てる事で例えるなら設計図と言えます。

昔、三匹の子豚というストーリーがありました。
砂のお家を建てるのか(簡単です)、
木のお家を建てるのか、煉瓦のお家を建てるのか…。
オオカミ(やっかいな出来事の象徴)に襲われない為に、
「丈夫なお家を建てよう!」と3匹の子豚達は
それぞれのお家を建てます。

考えてみれば、この子豚達には
それぞれの考え(志)があって、
3種類のお家が建てられた訳です。



最も深くものごと(現状問題把握)や未来(展望)を
深く洞察し、厄介な作業にもかかわらず、丈夫な家を
完成させた子豚が結果を出したという物語でした。

同じように<志・こころざし>を作っても、
それが自分にとってしっかり研究されていない
安易なものだったら、折角作ったものは役立たずに
終わるわけです。


情に弱い日本人は特にその脳特性からいえば
<志・こころざし>を持つことは、変な問題に巻き込まれない為にも
とても重要なことなのです。


他人の保証人になって、一生を棒に振るなんていうことは、
人のいい日本人にはよくあることです。


さて自己保身欲、食い気欲求、
交配欲(色気欲求)は強烈な欲です。
異性にモテたい悩みはここから発生します。

社会的本能欲は、そこでの地位、権力欲を
含めた人と群れたがる欲求です。



これらは人間の3大原動欲といわれていますが、
もともと無くそうと思っても、この欲望のエネルギーが
強烈なため、簡単には自制出来ない。



だから、これらとは違うエネルギー場を持つ
「志 こころざし」という、生き方の軸を持つことが、
より長期安定的に人生を幸せに、豊かにさせるコツだといえます。


でないと、直ぐに欲望に負け、溺れてしまう。
一瞬で、それまで大変な苦労で積み上げて来たものを失う。


毎日のTVやマスコミで流れているニュースで、
登場する<主役>こそ変わるものの、
こうした企業や人間が起こす問題パターンは、
どれも似ていることが多いですよね。



大手の上場企業や政治、役所等の組織でも、
何度も何度も同じことを繰り返し、
「手の打ち所」がいつも「後手に回る」。

記憶に新しいのは、原発問題で未だに揺れている
関係企業や団体です。



トップや幹部が一新されるものの、
しばらくすると「どうもすみませんでした」と頭を下げる。
もうこれは日本式の「儀式」です。



これなどは、<志>が忘れられ、保身体質が改善されないまま、
毎日を「その場しのぎ」、「成り行き」で生きている典型といえます。


おそらくは、もともと日本人の特徴である、「情」を絡めて
物事の価値を考える特性と、合理的な世界で利益を追及する
欧米型の問題解決スキルとが、うまくマッチングしていない
からではないかと推測しています。




時代が変わるべき時は「融合」です。
従来の良き部分と、新しい価値観を融合させる。
そして、自分だけの利益保身の視点ではなく、
相手の場をも同時に視点に置く。


「多少悪いことをやったって、表に出ないようにすればいい。
それが成功の近道なんだ」とばかり他人を蹴落とし、自己保身に走る。
そうしないと「豊かさ」や「幸せ」は手に入らないんじゃないかと。


でも…、あなたが今まで、何かの事情で挫折や失敗をし、
もう一度人生での再スタートを切ろうとしているなら、
ここで、一度じっくりと<志・こころざし>という、人生軸での
視点で物事の展開を考えてみて欲しいのです。


「そもそも…それは何の為にやろうとしているのか」と。

「人間の要望を満たすものを目標にして、なにが悪いんだ」
といわれれば、「…確かにそうかもしれない」んですが。


地位、名誉、金、異性欲…。
こういうものを考えの根本や底辺に進めていくと
途中で挫折をすることがとても多いんです。



何故ならこれらが手に入った時点で、次の展開が見えてこない。
地位、名誉、金、異性欲を目標にすると、長期継続への
モチベーションが高い次元で維持し続けることが難しくなります。


さし当たって、当面の生活を考えなければならないときは、
状況が切迫していることが多いですから、
つい「そんなこと考えていられるか!」となります。


でも、そういう時にこそ、「志」を考えることが大切なんです。



自分の命や能力は、どういう方面に使っていったら
一番、力が活性させるのか。人に役立てられるのか。


ここを視点に展開軸を考えて欲しいのです。



当面は、生活を成り立たせる環境作りを優先させなければなりません。
だから、目の前のことを先ずは全力で取り組んで下さい。

しかし長期的な展望は忘れないでください。
ここを無視していると、必ずいつか虚しくなってしまいます。



「一体、何の為にこんなことをやっているんだ…。」



毎日が忙しく多忙になり、体力や精神的な負担が大きくなると
「生き甲斐」や「喜び」が何処かに行ってしまいます。


最も重要なのは、
まず自分が「何故にそれを自分がやる必要があるのか。」



なぜそれを行うのは他人ではなく、
自分でなければいけないのかの
「その行動の底辺に脈々と流れる人生哲学」。


それでもって、自分の命の方向性を考える。
そうすると人生がブレなくなります。


これがはっきりと判れば、万が一、道半ばで倒れても、
心は満たされ、「これでやりきった」という満足が生まれます。


つまり、<志>というものをきちんと固めてから
じっくり再スタートを切ると、清濁併せ持った出来事
すべてにおいて、喜びを伴いながらものごとを捉え、
進めていくことが出来るようになると思います。



人から見て辛そうなことでも、本人は結構楽しみながら
取り組んでいるという感じになります。



<志>を確立するのは決して簡単ではありませんが、
生きがいを持ち、迷いの無い人生を送るためには、
絶対に必要不可欠なものといえます。


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