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状況を好転させる原理原則その1

先日、ある初老の男性から
次のような内容メールを頂いた。

「負のスパイラルから、なかなか抜け出せません。方法を教えて下さい」と。


この方にとっての「負のスパイラル状況」が具体的にどのようなものなのかは書いてなかったので、詳細は分からないが、体験上、上手く物事が進まない時というのは、ある行動を取り続けている場合が多い。


それは、自分自身に対して
「規律」を決めていない時だ。


そして、もう一つある。


ネガティブな態度は「負の連鎖」から抜け出す壁を生み出し、脱出に際して、その「壁」をよじ登るハシゴ機能として、必ず必要となる「規律性」を奪うということ。


人によって自分自身への「規律」は異なるけれど、人は、楽(欲望としての快楽)を覚えやすい。


そこに何らかの自分自身に対しての「規律」を決めないと、限りなくどん底に落ちていく。


修行僧のように常に厳格になることは難しいけれど、必要に応じ、客観的に的確な対処術は日頃から研究し、その使えるべき技術は、愛すべき人の為にも身に付けておきたい。それが「知恵ある大人」というものだ。


ネガティブな態度は、人の「規律性」を失わせる。自暴自棄になり、自分自身への信頼や、人間関係も瞬時に壊す。うまく行かなくなっている時こそ、正常な精神を使わなければならない。


いつまでも外因(人のせい、政治のせい、世の中のせい)のせいにするのではなく(そんなことをしていても、全く状況は変わらない為)、何が原因であれ、勇気を持って、目の前で起こっている出来事に対しては、自分自身で問題解決、場の好転への責任を持つ、という自立した自覚を持とう。


「それ」が起こってしまった限り、その直接的な原因が例えあなたでは無かったとしても、外因のせいにしている限り、状況を変えることは出来ないからだ。「あなたから出来る事」を先ず考えよう。そして実行しながら、自分が足りない部分を補ってくれる協力者を募ろう。


さて、人間の動物脳から起こる欲望欲求(性欲、食欲、怠惰、金銭欲、名誉欲、自己主張欲)は、いくら追求しても、キリがない。どれだけここにエネルギーをつぎ込んでも、「もういらない」という限界が来ない。少し時間が経つとまたもっと上質なものが欲しくなる。


これは「両刃の剣」だ。使い方次第で自分の生命線を瞬時に断ち切ってしまうこともある。


物事の「スターターキット」としては、こうした欲望世界はツールとして使えるが、何処かで「規律」を決めておかないと、ぬるま湯の茹で蛙のようになる。人間は元々、欲望的だからだ。


まだ大丈夫と思っていたら、取り返しの付かない状況になっていた、ということは、周りを見ていればいくらでも事例で見られる。


これらは決して他人事では無い。私も含め、元来、人間はそんなに健全ではないし、心を緩め過ぎるとロクなことにはならない。


キツい状況でも必要に応じた対処の知恵、技術は日頃から深く修練し、日常での人や物事への対処はほどほどで楽しむ…。


技術は深く研鑽し、使うときは状況に応じてほどほどに。何事も、やり過ぎはバランスを失うことが多いからだ。

規律を決め、うまく行かなくなったときは、ネガティブな態度を改め、前向きに、素直になることを心がけよう。


目の前で起こる出来事、現象に対しては、いつまでも外因のせいにするのは止め、それがどんな要因であろうとも、可能な限り自分で全責任を持って切り開く。


そういう意識、覚悟でものごとへの現象を観る。


繰り返すが、ネガティブ、後ろ向きな考え、自己責任回避、過度な他人依存。このどれかに生きている限り、負の連鎖からは抜け出すことは難しい。


特に「俺は、私は悪くない」と感じる時こそ、必ず冷静さを取り戻し、ゆったりした時間の中で、もう一度客観的に、自分自身へのそれまでの振る舞いをじっくりと振り返ってみよう。


元来、問題への根本的な答、ヒントは日常生活の中にあるものなのだ。

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