「現状は」何処からやって来るのか

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今日のお話しは、ある貧乏な少年の物語から始まります。

結論から先にバラしてしまうと、
この物語に隠された「テーマ」は…。

『人は過去の出来事に囚われる事無く、
自由に未来を変化創出することが出来る』

という、一見、何処にでも落ちていそうな、
そこら中で何度でも聞いたことのあるような
別段珍しくも何でもない言葉に感じるかも知れないテーマです。
表面的には…。

でも、このテーマから紐解く展開には、
多分…、あなたは「そんなこと初めて聞いた…」と、
目を一瞬疑うような内容が記述されていきます。

どうか最後までじっくりと、これまでのあなた自身の
意識の中に刻み込まれたこれまでの常識と照らし合わせて、
どちらがより納得出来そうなのかを、考えて見て下さい。

そして、これまで「自分が上手く行かなかったのは、
こういうことだったのか…」という視点で、
今現在や、これから始まる様々な未来に、
ここで出会った「新しい気付き」を加えた想いを馳せ、
これまでのあなたの「価値観1.0」の世界に上書きし、
「上手くいかない人」から「上手くいく人」に、
シフトチェンジして行ってください。

それでは早速始めましょう。

舞台は、アジアの中でもここ近年、
躍進が目覚ましく、先進国の一つとしても
注目されているシンガポール。

物語はここから始まります。

このリッチな人々に溢れかえる国に、
ある貧しい少年がいました。

名前は「レスリー」といいます。

彼はシングルマザーの母と妹との3人で、
その日をどのようにして過ごしていくか、
食べ物をどのようにして得て行ったらいいのかを
いつも考えながら貧しく暮らしていました。

国自体は国力もあり、経済的な発展力もある裕福な国とは
いいながらも、父親がおらず、女手一つで二人の子供を
養って行くのは本当に大変なことでした。

裕福なシンガポールでは、一般的に子供たちは皆、
日本と同じように、小さい時からの写真を、
両親や周りの大人たちが何かの記念で撮っておくのが
習わしです。

レスリーは、ふと気が付くと、自分には何一つ
そうした家族写真や、家族との旅行等の記念写真が
無いことに気が付き、学校で夏休みが終わり、
友達同士でこうした旅行の写真を見せ合い、
盛り上がる友達たちの輪に入って行くことが出来ない事に、
深く辛い感情を押し殺していました。

同級生の中には、「何故お前は、いつも写真を持って
来ないんだ?ああ…、お前んちは貧乏だからカメラなんて
持っていないか。アハハハ!」と心無い言葉を浴びせ、
からかう者もいました。

そうして、段々とレスリーは孤立していったのです。

さて、ここで考えてみて欲しいのです。

世の中では、よくTV等のニュースや番組で、
犯罪に走った者の育った過去を調べ、
「この犯罪者の幼少期から少年時代は貧しい家庭で
育ち、シングルマザーの片親だったため、
人としての愛を充分に受けず、淋しい毎日を過ごして
いました。だからその気持の鬱憤を晴らす為に、
犯罪に走ったのです。」という、訳知り顔で解説している
ゲストや司会者がいます。

彼らの言葉はもっともらしく、

・幼少期、恵まれない環境で育ち
・周りとの阻害を感じ
・社会を恨み、犯罪に手を染めた

などと、「過去のA体験」が積み重なったことで、
「現在のB現象」に繋がっていったという展開をします。
今現在の現実は、過去の出来事がずっと繋がっている
からこそ、実現してきているのだという展開です。

つまり…、彼らが主張しているのは、
「過去の繋がりが現在を生み出す」
という考え方。

さて、もう一度レスリーのその後の物語に戻りましょう。

彼が13歳になった時のこと。

ある日、彼の母はこうした傷付いているレスリーの
様子を見ていて、彼の心を何とか救う手立てがないものか
と考え、彼になけなしのお金で買った中古のカメラを
プレゼントすることにしました。

「レスリー…。ちょっとこっちへいらっしゃい。」と、
母は彼を呼び寄せ、「これ…開けてご覧なさい」と、
ラッピングされた四角いボックスを彼の手に渡しました。

「何?ママ。これプレゼントなの?僕に?」

「いいから開けてご覧…」

レスリーはその包み紙を丁寧に開け、箱を覗くと、
何と、そこには一台のカメラがありました。

「やった〜!!カメラだ!僕の欲しかったカメラだ!!」

レスリーはもう天にも登る想いで、嬉しくて嬉しくて、
「ママ、本当に有難う…」と泣きながら抱き付きました。

それからというもの、レスリー少年は、片時も母から貰った
そのカメラを離さず、妹の写真やママの写真、
街や家の周りの景色や人々等、ファインダー越しに映る、
四角い世界の映像にはまり込みました。

しかし、数ヶ月が過ぎたある日、レスリーの母親は
過労がたたったのか突然体調を崩し、愛する二人の
子供たちを残し、この世を去ってしまったのです。

彼は大きく落胆し、ショックで暫くはまともに生活が
送れない程に心が落ち込みました。

何より、まだ大人にさえなっていない年頃なのに、
妹と共に、これからどうして生きていったら良いのか、
毎日、途方に暮れる日々を過ごして行きました…。

さて、このレスリー少年は、その後、どうなったのでしょうか。

彼は、現在、世界でも有数のフォトグラマーとして、
大活躍を続け、有名なミュージシャンや著名な雑誌の
モデル達の写真を手掛け、その素晴らしい存在感を
世界に示し続けています。

彼の名前は「レスリー・キー」。

貧困に苦しむ少年は、母の形見のカメラを踏み台にして、
「このカメラで人と関わり、活躍出来るようになろう」と、
必死に勉強し、コツコツと技術を磨き、やがて
世界一流のカメラマンとして一目置かれる存在に
成長していたのです。

先の例で言えば…、

・幼少期の恵まれない環境
・いじめに合う苦痛環境
・周囲との疎外感
・人や社会を恨み、犯罪に走る

こうした流れを、過去に体験してくる人間は、
心が荒み、犯罪者に走る傾向が強い。

つまり「過去経験が現在に繋がる」という展開が
常識的な流れだと考える人が多いということになります。

「過去貧困体験A」→「ネガティブ未来B」です。

しかし、いろんな世界の成功者の伝記を読んでいると、
昔は決して恵まれてはいない環境に育ったのに、
50,60歳で大成功を治めたという人も少なくない。

つまり、本人が「現状」と「過去」に対して、
『どのような意味付け』をするかで、
『未来は大きく展望が変化していく』。

現状から未来へ掛ける「意味付け」と「展望」の度合いが、
未来の在り方を如何ようにでも創出、変化していくという
ことを、このレスリーの物語は示してくれています。

そう考えると、「現状」は、「過去の積み重ね」で
現実化する唯一の世界などでも何でもなくて、
むしろ、その「意味付け」の繰り返しを継続することが、
現状と未来を変化させていく。

「意味付け」とは、未来へ馳せる「想いエネルギー」
そのものですから、「現状」とは、「未来」からやってくる
エネルギーの集まりと、ほぼイコールということになります。

つまり、「未来への想い」=「現状」であり、
この「未来への想い」の質で「過去」の質も、
同時に変化するということです。

「現在を変える」なら、「未来からの質」を変えること。

あなたの今現在を変えたいのなら、
今までの「上手くいかない1.0」の延長でやっていては、
過去に囚われる生き方になっている為、どんなに頑張っても、
うまくいく訳が無いのです。

”今現在の自分が嫌!”だとか、”こんな自分は嫌いだ!”と
考え、「こんな自分にしたのは、Aという過去の体験が
全ていけないんだ!」「こんな自分になっちまったのは、
親や社会が全て悪いんだ!」というのは、全く見当違いも
いいところで、”過去体験への意味付け”をネガティブに
屈折して捉えているからこそ、現状でねじ曲げられた、
いびつな形の未来が、次々とやって来ているに過ぎない。

そういう意味では「やって来る未来をどう創出するか」と
いうことでの全ての責任は、あなた自身に全責任がある
ということになる。

どういう現状を生み出すのかは、あなたが「最終決定者」
であり、「最高経営責任者」であるといえるのです。

過去がどうであれ、未来はいくらでも新たに創出が出来、
その質を高めることで、過去の質も大きく変化する。
つまり、「過去の価値」も、「今現在の考え方」一つで
大きく変えられるということです。

「失敗続きのダサい過去」は、「ノウハウを習得する
貴重なる習熟時期」として、「誇れる過去」に次元上昇
させられるということでもあります。

「上手くいかない思考パターン」を「フレーム1.0」と
するならば、その「フレーム1.0思考パターン」で、
物事をずっと捉え続けている限り、”冴えない未来”が
いつまでも次々実現されていくだけです。

自分自身を少しだけ意識を高い視点に置き、
俯瞰して眺めて見るようにするだけで、
今までツマラナイことで感情的になっていた自分が、
本当の自分の姿では無いことが分かってきます。

こういう作業を、無意識領域に働きかける
「自己との対話」ワークといいますが、
座禅等の、「自分の心を内観する気付きへの行」と
よく似た効果を得ることが出来ます。

こうして、何気無い日常生活の中で、
こうしたワークを通じて、「フレーム1.0」を、
1.5…1.7 と進化させ、「上手くいくフレーム2.0」へと
脳と心の価値観を書き換えていくことが、
幸せで豊かな、或いは、高度な人生生活を実現させて
いくことが出来る一番有効的な方法なのだということを、
是非知っておいて欲しいと感じるのです。

※番外編 〜「お知らせ」〜

いま、こうしたワークを一人では具体的にどのように
行って行ったら良いのか分からないという人に向けて、
関西の有名大学の脳研究分野の専門家チームと一部分協力し,
開発してきた、「自分を変革するプログラム」を、
用意出来る段階に入って来たのですが…。

興味を持って下さる方がいなければ、
アプローチしていっても仕方ないので…。
正直、どうしようかと考えているところです。

でも、サイトを見ていると、以前よりも相当に
繰り返し再訪問して下さる方々の数が増えて来ているので、
こうした自分を見つめ、自分を変革していくような
プログラムを必要としている人も多いのかなと
感じています。

いつ公式に公開するのかは、まだ未定ですが…。
皆さんの反応を見ながら、段々と決めていきたいな…と
考えています。

また近いうちに、詳細を示した専用ページを作りますので、
その内容をご覧になって戴いて、受講等への興味があれば、
そのページに設置しているフォームから、
どれだけの興味を持っているか…等、コメントを頂けたら
嬉しく思います。

また、まだ最終決定では有りませんが、
多分…、今後は、このプログラムを開催して頂ける
「主催者」の方も、何人か募集していこうかと考えています。

いろいろな契約条件等も決めていく必要があるので、
直ぐに開催できるという訳では有りませんが…。

でも、既に動画や資料等はほぼ完成していて、
実際にテスト的にも何度か行い、大きな成果はそれなりにも
出ていますので、とても楽しく学べるプログラムです。

すみません、いつもこんな風にゆるゆるで状況を見ながら
決めているので、所々、抽象的になってしまって
余り参考にならないかも知れませんが…。

また、お知らせします。

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