他人の「仕掛け」本質を見抜く洞察感性

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今日は、一つあなたに質問が有ります。

あなたの人生に良き大きな影響を与えてくれる人は、周りにいますか?或いは居ましたか?

答えが「YES」なら、あなたは幸いな人であることは間違いない。

もし、「いない人」、「NO」であるなら、自分自身の今の価値感や、物事に対するものの見方を、一度じっくりと、客観的に俯瞰する時期に入っているのかも知れません。

何故なら、自分の「価値感の壁」に閉じ籠り、良い意味でも、悪い意味でも、脳に刺激が無い状況に陥っているからです。

それでは現状は全く変わらないし、何年経っても、今抱えている「案件」も解決しないでしょう。そもそも心が成長していかない。

もしあなたが、今の「場」を変えたい状況ならば、物事を一度、根本次元、本質的な視点で読み取るように、意識をしてみて欲しいのです。

・何故、こうした状況に自分が置かれているんだろう

・自分の特性は何なのだろう

・その自分の特性は、この先の人生のどの方向に向けて使うのか

という具合にです。

先日、和久の長年の大切な友人の一人、Tさんと久し振りに会う機会に恵まれました。彼とはもう30年近くもの年月での親交があります。

Tさんは、自然薯という滋養強壮に優れた、粘り気の強い芋の超エキスパートです。

自然薯の種芋の分野や、自然薯豆腐、自然薯そうめんやそばの開発の先駆者でもあります。

そんなTさんですが、一番の特質は「人と人を繋げる」こと。彼は、人の心の懐(フトコロ)に入り込む達人なのです。

余り自己保身や自己利益を意識しない生き方をする人なので、どんな人とも、すぐに打ち解け、心を開いて接する「特技」を備えているのです。だから、彼の周りには本質を備えた各業界の達人やエキスパートの人々が沢山集まっています。

Tさんから教わったのは、
「本質を洞察するコツ」です。

ものごとの本質を見抜くには、今やいろいろなテクニックが紹介されているけれど、そういう技術的なものなどより、最も効果があるのは、ある「一つのこと」だけを意識すること。それだけで、格段に物事の本質・洞察力が向上していきます。

それは、「自分の保身」「自己利益の欲望」等から一旦離れて、自分の判断を観ること。

言葉にすると簡単。
…が、奥は非常に深い世界でもあります。

人間が関わりを持つ動き等の「ものごと」には、ある二つの局面が存在することを知っておいて欲しい。

一つは、「仕掛ける側」の仕組み世界。

もう一つは「仕掛けられる人間」の価値感世界。

特に、ビジネスの世界では、これが顕著に出る。

「仕掛けられる人間」の側に、常時、ギラギラした欲望、つまり…カネ、SEX、地位、名誉等が最優先されているなら、「仕掛ける側」も、そのことが深く研究されている心理技術を緻密に施されたアプローチを用意周到に準備してくる。

あるネットビジネスの古参がメールで”売り込んできた”内容は、マーケティング技術としては非常に優れた、完成度の高い内容のコピーが”仕込まれた”ランディングページに誘導されるもの。

これ自体の、”全体の仕組み”は、基本形的にはここ15年程、年月が経過しても、「文字」「音声」「動画」と変化はしつつも、基本的な流れそのものはそれほどの変化はない。元は米国の雛形を使うマーケッターが殆んどだから。TV通販も仕組みも基本的な雛形は同様。

しかし、純粋にこのアプローチを俯瞰(ふかん)してみると、そこには「相手をどうすれば救えるのか」という「愛」など、微塵もなく、”相手の欲望を如何にして刺激し感情を興奮させるか”が緻密に最優先され、「如何にしてカネを絞り出させるか」の欲望でギラギラしたエネルギーに満ちた世界。

”彼ら”が好んで使う「キー・ワード」は、「簡単」「瞬時」「すぐに」「一瞬」「便利」…。どれにも共通している世界観は何でしょうか?

…。そう。「自分だけ楽をしたい欲望」。これが、大衆層や多くの人間が持つ”弱点欲望”だからです。彼らはこういうことを実に深く緻密に研究している。

自分の生き様がしっかりしていない人間にとっては、こうしたアプローチを受けた場合、”羊の群れに放たれた狼”の如しで、次々にカモにされてしまうでしょう。多分…。

特に「自己保身を優先」している次元で生きる人間は、この”弱点欲望”の傾向が顕著です。だから、この次元で生きていると、ここを「刺激される仕掛け」を見破ることがほとんど出来ない。何故ならそのアプローチを「魅力的」に感じてしまうからです。感情がビクン!と”反応”してしまう。

「人」が「人」に伝える世界は、通常は、如何にして相手に「自分の影響を与えるか」を基本ベースにアプローチされることが多い。

”こうした輩”からの餌食にならない意味でも、「仕掛けられる側」に立つ場合は、それを「仕掛けてくる人間」が施す場に対して、このアプローチや人間の「根本的な意図」は「一体何処にあるのか」を常に客観的に眺める視点で俯瞰(ふかん)すること。

つまり、自分は、何の為にこれらに”乗っかろうと”しているのか。

そのツールや商品を手にしたとして、それを何のために使うのか、本当にそれがそのゴールに無くてはならないものなのか。

そのアプローチ通りに展開して行かない場合は、どんな世界が待っているのか。

そもそも、「最終ゴール」は何だったのか。この「不安」を生み出している根本的な問題は何なのか…。

人間が決断する場合に、ある種の「流れ」があります。順にいえば「情報収集」「価値」「感情」「行動」です。特に日本人は「情動」でものごとの最終判断を下すクセがある。

「感情」がそれを「選択しジャッジをどうすべきか」、に大きな影響を与えるため、特に「仕掛けをする側」は、このことを深く理解しているため、こうした感情を揺り動かす専門知識や技術の勉強、研究を誰よりも重視し、事ある度に、”それ”を実践し緻密に”仕掛け”てくる。

「仕掛けられる側」の多くは「無知」です。専門知識も知らないし、そのアプローチ自体が「仕掛けられている」という認識も全く気が付かない。

「問題提起」「提案」「根拠」「具体的実践法」「購入」という動きで成り立つ、これらの「プレゼン構造」そのものも、知らないため、「まるで自分だけの為にプレゼンされている…」と錯覚し思い込む。

「営業手法」もしかり、「断られてからがスタート」の展開技術で成り立っている。

「人」が「人」にアプローチする場には、基本的にはこうしたある種の法則性が存在している。

こうしたことを知らない人が、たまたまそれがうまくいく場合は、偶然、そうした法則性や技術の一部が無意識に”稼働した”に過ぎないかもしれない。

『他人からの「仕掛け」の本質を見抜く洞察感性』を養うには、その入口に、自分の保身、自己利益優先等の煩悩を外してみて、「相手を活かす視点」を優先し、感性を備えてみることだ。

「目先の利益」ばかりをやたら追いかけていると、感覚が近視眼的に麻痺し、優先すべき本質がやがて見えなくなる。

最近、頻繁に起こる日本の大企業の不祥事などを観ていても、こういう根本次元の場が、いつの間にか置き去りにされ、欧米式の資本システム優先の”毒性”がここに来て現れて来ているように感じられる。

本当の意味で、「善き日本人の本来の在り方」を融合しつつ、今一度「原点回帰」する時期に差し掛かっていると強く感じる。

一見、自分が不利益を被りそうな不安を感じるかもしれないが、結果として、そう行動することで、「自己保身優先人間」を的確に嗅ぎ取り、「そうした人間の仕掛けるワナ」を、見事に見破る感性が養われてくる。

「相手を活かす」という場は、「愛」そのものだからだ。「愛」という世界は、「打算」や「損得」は存在していない。

ここに「情」という世界が加わると「自己損得」が生じてくる。例えば「愛情」「恋愛」は「情」が加わる世界でもあります。

「情」は「心が青い」と書く。つまり未成熟な「愛」。「愛情」は現実的な対処で施されることが多い。「場」の次元的では愛情は「点」の世界。つまり狭い個人・自己的な利益世界で躍動するエネルギー。

この「愛情」が次元上昇し、狭い「点の世界」から、「面」や「立体」を超え、時空間を超えた世界が「愛」。

自分の都合や相手だけの利益も無い融合された世界なので、いろいろな場からの良質な情報がリンクされ、共鳴し合い、人間関係や、情報場が繋がって来る。

これが、一般的に言う【ツキ】という場です。良質な情報や技術、知恵を持った人や場が、あなたのもとにどんどんと集まる現象が起こる。

ただ、こうしたことを表面的に「人集め」のツールとして利用してくるのが、「カルト集団」や「エセ・スピリチュアル」の人間。

そして、貪欲な金欲にまみれ汚染された”足るを知らない”精神状態のマーケッター。

あなたが「心の自立」を目指さず、いつまでも「他人依存の世界」に頼り、そこで生きている限り、こうした人間から「仕掛けられる仕組み」の本質を、見抜くことは困難になります。

つまりは、どんな現象も、そもそもが「自分自身の在り方が根本原因」ということ。やってくる現象は、あなたがかつて自分の在り方を念じていたそのものが目の前に現象化しているだけのこと。

誰のせいでもない。

ものごとの認識する「次元」を、少しでも高めるように、日々の過ごし方を練習すること。

「愛情」という世界は、そこに「自分の利益」も深く関わらせようと意図します。

親なら「親の利益」を「子供の利益」同等に考える。「恋愛」もそう。「相手を想う気持ち」は、やがてその相手が自分の都合通りに行かなくなると、「憎しみ」に変化していきます。

「個人事情」だけではなく、「自分と相手の両者」を活かす方法を意識する。相手への接し方を「愛情」レベルから、「愛」次元へと次元を高めていく。

これが、「場の認識次元を高める」という世界です。

日々の生活、日常で起こるさまざまな出来事を題材にして、この「場の認識次元を高める」練習をしていくと、やがて、ものごとの「本質を洞察する感性」が養われます。「付け焼き刃」、「ニセモノ」の区別が付くようになります。

ものごとの本質を見極められるようになるには、「個人の自己利益優先」の感覚を、少しずつ緩め、それらの何割かを「相手を活かす」世界に投与すること。

こうすることで、これまでの「場の認識次元」は、大きく次元が上昇していきます。今まで、気が付かなかったことが気が付き、見えなかったことが洞察できるようになります。

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