何かをふと始める時に、「これもない」「あれもない」と、自分が「何も無い」から「始めることが出来ない」という人は結構多い。

でも本当にそうだろうか。

そうした人の話をじっくり聞いてみると、実は新しく事を起こす不安を打ち消すために、「行動しなくてよい正当な理由探し」をし、今の慣れ親しんでいる世界から抜け出すことを諦めていることが多い。

行動しなければ、現状は何も変わらない。

また行動することで、自分を良い方向に導く力が不思議に次々と湧き出てくる。

一度、心を静かにして「無」という世界と向き合ってみよう。つまりは自分との「対話」。良いも悪いも無く、判断せずの心持で、内面の心の様子をただただ、無感情で眺める。

そして、その過程を経て、まだ表面化していない、やがてやって来るであろう近い未来の現象に対して、今直ぐに、その力量でも出来ることは何か。そこに意識を向けて行く。

つまり、表面化していないところでの、今後、やがて表面化していくであろう現象に対しての、今出来る、今すべき「手の打ちどころ」という視点で、ものごとを俯瞰(ふかん)し、静かに考えてみる。

本来の「無」という意味とは、幾分内容は異なるが、他から観れば何をやっているのか外部の彼等には見えない「非現象世界」という意味での「無」だ。

新たにお金等の資源をかけ、大々的に何かに取り込もう(技術、人的労力を加える、新しい環境を作る等…)とするのではなくて、現状好転へと、「そのままの現状」でも何が出来るのかをじっくりと向き合って考えるということ。汚い環境なら掃除整理整頓をする。店舗ならお店をきれいにする。義理、人への礼節や思いやり。はがきや手紙、今ならLINEやメールで近況報告をする。それほどお金をかけなくても、出来ることは沢山ある。

ここでいう「有」とは、人の目に付きやすいという世界。お金をかけ、有名になろうとか、地位・名誉に固執し、見栄や表面的に着飾り、カッコ付けたがるとか。或いは、自分が努力も研究もしない状態で、安易に他人を頼ろうとする。特に苦労した人生体験が少ないと、ちょっと成功すると、いつの間にか天下を取ったような勘違いをし、天狗になり、人への礼儀も感謝も忘れてしまう。

「無」の世界を大して重要視しない人間なら、多分こうした「勘違い」状態は、そう長くは続かない。物事の現象場は表裏一体。「無」を30学べられたら「有」も30が現れる。「無」が70なら「有」も70。「無」が10で、一時的に「有」が70なら、その差の60を多分どこかで調整させられる。自己や病気、本人にとって様々な不都合体験を通じ、「有」の世界が一気に10に戻る。先ずはベースとなる「無」の世界を学習することが最優先課題であり、人生を好転させる上でとても大切。

お金をそれほどかけないでも、今の自分で出来ることを研究し、環境を整える努力をする。自由自在に専門家のように活動できるように技術を磨く。お客様に喜んで貰えるようになる。幸せで安定的な世界を保つには、どうしても「無」を先に学ぶ必要がある。

「弱者」の「無」の活用法

例えば、やりたいことがあっても、その専門的な知識やお金が無いなら、町の一番大きな図書館に行って、その分野の専門的な知識が学べる本を片っ端から読んでみる。専用のノートを作って、有益な情報をどんどん書き込む。スマホのアプリで重要なページを撮る(シャッター音を消すアプリを使う)。気付いたことを録音アプリにどんどんコメントする。検索エンジンで調べまくる。

PCが無いなら、ネットカフェを一時期活用するか、中古PCを買えるようになるまで、バイトをする。

何かのセラピー資格をすでに持っていて、その資格を活用したいが場所が無い、集客が思うようにできないで悩んでいるのなら、今のあなたの価値を正しくみんなが分かってくれる環境が出来ているか、サイトはあるか、情報発信は正しく行えているのか…。世の中の人に。あなたの価値を広げる準備に取り掛かる。

情報発信をいざ始めようとなったら、ようやく分かるんだけれど、「何から始めていいのか、自分が何をウリにしたいのか、誰に発信したらいいのか」が、全くわからないということに気付く。先ずは自分の強味は何かを考える。その強みを社会や人の苦悩、フラストレーション、不安等の解決につなげるにはどうすれば良いのかを考える。その分野で成功している先人たちのやり方徹底して学び、分解し、自分ならではのアレンジをし、やり方を体系立てる。同じやり方を真似ても、先人たちにはかなわない。彼らがまだ着手していない「隙間」を研究し狙う。こうして情報発信の基盤が一つ出来上がる。

サイトの作り方が分からなければ、取り合えずサイト作成は後回しにし、無料で使える情報発信システムを活用する。Mediumなんかは、個人が情報発信をするには最適。プロも使う「書く」ということに特化した、シンプルながらも高品質な機能。美しい写真と共にUPすれば、あっという間に魅力的なあなたの情報発信誌が完成する。無料で美しい写真を手に入れるなら、unsplashがお薦め。キャプチャー画像アプリを検索エンジンで調べて、ダウンロードした画像を必要に応じ、画像アプリで調整する。

催事の告知募集、決済はpeatixが便利。あなたが面倒な参加費徴収作業をしなくても、必要事項を記入すれば、このシステムが全て事前に決済作業を行ってくれ、参加者にチケット配布も出来ます。あなたの情報発信の「場」でも告知する。あっという間に、あなたの存在を知ってもらい活躍できる「入り口」が実現する。

予約システムを導入したければ、reservaが便利。こちらも決済機能が無料で導入できる。無店舗でも身一つで小さくスタートが可能。コストもそれほどかからない。

ビジネスも順調に進むと、クライアントととのやり取りや、自動でコンテンツを予約配信する必要も出てくる。国内の有料メールシステム会社にも負けないお薦めの海外のメールシステムはmailerlite。有名なmailchimpというものもあるけれど、後者は日本語の正しい変換機能がmailerliteと比べるとやや劣る感じ。

10年以上も前には、全く存在しなかったこうしたシステムが米国等から次々と日本にやって来ている。全部が無料からスタートし使える。

あとは実践しながらの継続と研究。そして早いうちに、出来るだけたくさんの失敗、挫折を経験しておく。それが貴重なスキルアップ、ノウハウになっていくので…。

どんな人とつながるべきか?

今や、ほとんどの「分からない」は、検索エンジンで「〇〇とは」と「ググれば」答えが出てくる。

こうして、1,先ずはあなたがどういう人で、2,どんな立ち位置にいて、3,クライアントにとって何を提供してもらえ、4,最終的に「何処に導いていける人なのか」が分かれば、そのフィールドの立ち位置から、「どのような人とつながりたいのか」を考えよう。

町の中で、そういう人とつながるには何処に行けばよいのか。

喫茶店なのか、商工会議所のセミナー会場なのか。

あなたの価値を活かした講座やセミナー、サービス等が固まったら、「お試し価格」で先ずはリアルな場での活動実績を重ねていく。

場所を借りるコストが捻出できないのであれば、喫茶店や美容室等、あなたのやりたいこととリンクする場を探し、手紙と講座のチラシ、名刺。彼らに渡せるメリット、条件を書いたサイトページの案内を準備しよう。こうした店舗のマスターに相談しよう。

「無」の世界をおろそかにすると「有」から「無」に戻る

あなたがただの怠け者でなければ、「無」の世界に向き合ってみると、やれることがきっと沢山ある。

怠け者であったとしても、「無」の世界を使うことは出来る。きっと心底、怠け者状態に憧れ、心地よさを感じている人などまずいないだろうし、心のどこかで(こんなことではいけない…)と感じているはずだ。

「怠惰な状態」にいるのなら、部屋が散乱し、台所のシンクに汚れたお皿や箸、フォーク類が山になっているのなら、何か一つ、箸一本でも汚れを洗うにはどうすれば良いのかを考えよう。

あなたがもしこんな状況になっていたとしても、トイレに行っておしっこが手に付いたら、ウンチをしたら、そのあとは多分手を洗うよね?

夜、何かを食べ、次の日、食べかすが歯に沢山付いて口が臭くなったら、歯磨きをするよね?何日もお風呂やシャワーを浴びなかったら、体中が痒くなる。垢がいっぱいたまってくる。皮膚が訳のわからないような細菌だらけになる。だから体を清潔にしたくなるよね?普通なら。

「無」の世界は、「リセットする」という意味がある。

整理整頓、清潔。乱れた心や体、環境をもう一度整え直す。これが原点に返るということ。人だけじゃなくて、会社も社会も同じ。

この「無」の世界を知らない人間は、必ずもう一度「無」を理解するまで徹底的にこの世界で学習をさせられるようになっている。

どんなに一時的にお金が沢山入ってきても、有名になっても、権力の座を手に入れても、この「無」の世界がきちんと習得できていない人間は、そうした「有」の世界からあっという間に「無」の世界に戻される。「無」がしっかり使いこなせるから、「有」を創出させられ、大きく増やすことが出来る。

どんなに弱者でもいい。どんなに非力でもいい。「今出来ること」をコツコツしっかりやろう。

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