個人のブランディング時代 –  心の立て直し ライフレッスン ブログ – 心の立て直し セルフファシリテーション わく事務所 

最近、某新聞社に務める15年来の友人K君から、「ちょっと遊びにこないか?飯を食べながら、ブランディングについての話をしようと、その道のプロフェッショナルを呼んだから…」とメールが入った。

マスメディア広告を手掛けるマーケティングディレクターのNさんと、調香関係の専門家との4人で、深夜まで如何にして個人のブランディングを作るかの話に花が咲いた。

有料でDVDに撮って販売しても決しておかしくはないほど、それぞれの専門家としての立場で、なかなか為になる濃い内容だった。

後日、K君から「折角の時間をかけての内容だったので、ちょっと話をまとめてみた」と、わざわざ丁寧にその日の会話を編集し、メールで送ってくれた。

サスガ…、新聞記者で世界を飛び回って来ただけあって、物凄い編集能力…。ちょっとプロの片鱗を見た感じで、内容も含めその編集技術に感動したので、皆さんにも少し、その一部をシェアしようと思います。

個人のブランディングに少しでも興味がお有りであれば、宜しかったら、読んでみてください。


(※ここから)

「個人も企業も、ブランディングをするためにまず必要なのは本当の自分を知ること。本当の自分と外の世界で認識されている自分とのギャップがあればあるほど、伝えようとすることが正確に伝わらない。

自分のいい部分を認識し、人の役に立てる部分を認識し、そこに無根拠の自信を持って、行動を積み重ねて行けば、知らないうちに突破口が現れる、というのが僕の実感哲学。

人に認められるための飾りは不要。前置きも不要。水面下の努力は必要だけど、大切なのは行動、行動、行動。それだけが、不可能を可能にする。

自分が自分らしく生きているとき、それは素晴らしく楽しい時間、充実した時間。その時間にお金では買えない価値、他の人には出せない価値が生まれている。そこにある種の「ブランド」が生まれている。

ブランドとは、言い換えれば影響力、情報力、ある種の存在による付加価値、接触できる存在としての付加価値とでも言うべきものかもしれない。

最近私が気付いたことは、自分ではなく、「ブランド価値こそがお金を産む」ということ。

生身の一人しかいないリアルな自分ではなく、「ブランド価値と化した自分」が、自分の知らない人の間で増殖し、それがお金を産むということを知って経済活動をするべきだということです。

有名女優でも、アスリートでも、大企業の社長でも、総理大臣でも、生身の人間としてよく知っていれば、そこにいきなりお金のやりとりは生じないでしょう。

でも、知らないからこそ、そのブランド価値に対してお金を払って商品やサービスを買おうと思うのだと思います。

自分が生み出すブランド価値も同じはず。知らない人が、勝手に動いて経済が回っているのです。それが「自由経済」の本質だと思います。

商品がいいから売れるのではなく、人がいい商品だと思うから売れる。生身の自分に自信がなくても、ブランド価値が仕事をしてくれるということは充分起こりうることです。

逆に、生身の自分には自信があるのに、ブランド価値を軽視しているために評価されないということも起こるでしょう。

ブランディングの重要性は、個人や企業の経済活動と深く関係しています。逆に言えば、インターネットという社会インフラが整備され、世界と個人が繋がった今の自由主義経済社会では、生きて行くために、ブランディングが必要なのです。

和久さんからは以前「心の立て直しができない人の特徴は、待っていること」と聞きました。

自分から行動したり、自分をアピールすることが不得意な若者たちという姿が浮き彫りになりました。

「謙虚」という美徳の陰に隠れて、それを「言い訳」にしてしまう精神構造。

どうすればいいかを考える鍵として、京都大学アメリカンフットボール部前監督の水野彌一さん(72)が語っていた言葉が、今の僕に強い影響力を持って迫ってきます。

(京都大学アメリカンフットボール部は、素人同然の構成メンバーで日本一になったことで話題に。その時の監督が水野さん。これは、例えば一度も野球をやったことも無い人間が集まり、プロのドラフト上位に指名されるメンバーで構成される大学日本一の常連チームに勝つのと同じ位い、常識ではとても考えられない奇跡的な出来事と言われている。そしてこの成績はフロックではなく、その後も強豪チームの一つとして、常連となっている。)

それは、一言で言うと「考える前に動く」ということ。

アメフト部員を前に水野は話す「うんこをつかまなあかんときは、汚いと思う前につかまなあかんねん。嫌やなと思う前に動け。それが「自分」を克服する方法や。しんどいことをできなくさせているのはいつも「自分」や。そんな「自分」なんていらんねん。もう走られへんと思う、その前に走るんじゃ」。

大切な試合の前、水野さんが選手たちに話すのは「腹をくくれ」ということ。

「腹をくくるというが、自分ではできないのが人間。腹はくくるのではなく、くくらされるもの。そうせざる得なくなって初めて人間は腹をくくる。腹をくくるから行動する、行動を重ねるから少しずつできるよになる。上達すれば楽しくなってくる。そうなると苦しくてもやめられなくなる」。

戦闘機のパイロットになりたくて防衛大学に入ったものの腰を悪くして夢をあきらめ、京都大学に入り直した経験を持つ水野さんの人生哲学は武士道に通じます。武士道で鍛えられた若者の行動力ほど頼もしいものはないように感じました。

さて、ブランディングの話です。

結論は「ブランディングをして、行動せよ」でしょうか。

ブランディングができていないと、自分がどこへ向かって動いているのか分からなくなります。モチベーションも不安定で、気分で行動するしかなくなり、安きに流れます。

ブランディングの鍵は本当の自分。欠点も含めた人間としての魅力。そしてそれは常に変わり続けます。変化し、成長する自分こそ、本当の自分です。今自分はどこへ向かっているのか、どう成長しているのか、そこにどんな喜びを見い出しているのか、それを形にするのがブランディングのスタート地点かもしれません。

人とつながることで、自分の未来は拓けて行きます。一人ではできないことも、どんな人とつながるかによって、できてしまうかもしれません。それは、夢物語ではなく、リアルな現実です。

行動の積み重ねの結果です。今自分が生きている世界は、過去の人類の行動の積み重ねの結果そのものです。夢とリアルはすごく近いところに存在するようになったように感じます。」

(ここまで)


如何でしょうか?
昨今、個人でも大企業でも、情報発信の基盤で観ると、ほとんどその差が無くなっているほど、環境が整って来ている。

数年前までは、個人のブランディングはまだ、それほど必要ではない、という専門家の意見は多かった。が、どうも最近はその様相は変わりつつあるようだ。

ネットで生きる人には、少し耳の痛い話ではありますが、しかし、リアルな世界での「ガムシャラな行動力」が、結局は重要と、彼らは言います。

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