発酵の世界に観えるこれからの時代の生き方 –  心の立て直し ライフレッスン ブログ – 心の立て直し セルフファシリテーション わく事務所 

ふと本棚を整理していると、一冊の本が目に
飛び込んで来た。

今は亡き、千葉県の酒蔵、寺田本家さんの先代当主、
寺田啓佐さんが書かれた「発酵道」という書籍だ。

あの斎藤ひとりさんも、この本の帯コメント書かれ、
推奨している。

彼が亡くなる前の数年前に二度ほどお会いする機会が
有り、初めてお会いしたのは、直接蔵元に足を運ばせ
て頂いた時だった。

寺田さんは、ちょっと個性的な人だった。
自分の世界をきちんと生きているオーラーを持って
おられた。



寺田本家さんには、「むすひ」という、玄米を少し発芽
させ、それを原料に作った玄米発泡酒がある。



酒蔵の酒を造る際の常識には、「火入れ菌」を発生
させないという暗黙のルールがある。

「火入れ菌」とは、酒を全て腐敗させ、台無しに
してしまう厄介な菌だ。

人間界で言えばガン細胞みたいなヤツ。

どこの蔵でも、杜氏さんはこの火入れ菌を発生させ
ないように細心の注意を払う。

一旦、発生させたら、それまで苦労して長年住み
付いてくれた有益な醸造発酵菌達が、皆、死滅する
からだ。



基本的には国の指導も、腐敗菌の恐れがあるものは
「殺菌しなさい」という姿勢で指導があるらしい。

ある時、先代の寺田さんは、この発芽玄米酒を
開発するとき、この「火入れ菌」が自然に、この
発泡玄米酒に入り込んでいることを発見した。



発芽玄米酒は、大変な苦労を伴って開発された。
しかし、厄介な菌がこの生のお酒に入り込んで
いる。


下手をすると、この蔵の酒が全滅するかも知れない。
そう彼は覚悟した。

しかし、不思議なことに暫くしても、全ての酒作りは
非常に順調だった。出来も良かった。

「一体これは…。何なんだ。」

いろいろ専門家に聞き、文献を調べてみると、
どうもこうした昔ながらの「どぶろく」のような
濁りの酒には、いろいろな菌層が住み付いており、
人間の腸内発酵に有益な効果をもたらすことが
分かった。



自然な行程には、不思議なほどバランスを成立させる
世界が同時進行的にそこに発生する。



「発酵菌世界のガン」といわれていた「火入れ菌」
さえ、寺田本家に住む発酵菌達の世界では、
共生する仲間として受け入れられ、「火入れ菌」が
その場に存在していることで、他の菌たちの生命力
が高まり、非常に個性的な酒が仕上がった。

「良し!このまま開発を進めよう!」
彼は、そう判断し、結局、この【むすひ】は
現在、寺田本家さんの看板商品の一つになった。

この発芽玄米酒は、生の菌がそのまま生きている。
だから一本一本の様相が違う。

あるボトルは、栓を開けると「プシュ!」と
優しい音がするだけだし、あるボトルは、
「プッシュー!ブウォ~!」と、中味の液体が
半分以上もボトルから勢いよく吹き出す。



そして、この液体は体に優しい酵母菌の宝庫だ。
愛飲家から、「血圧が下がった」、「糖尿の検査
の結果が改善された」という声が寺田本家さんに
沢山届いているらしい。

このお酒のせいかどうかは分からないけれど、
きっと、このお酒に含まれている玄米由来の
酵母や乳酸菌が、腸の環境を優しく整えて、
結果的に何らかの有益な効果を私たちに
もたらしているかも知れない。

近年、複数の医療専門家家の研究のデーターにも、
自然な発酵過程による、農薬使用が抑えられたお米
由来の発酵菌エキスに、腸環境を整える効果が期待
されることが報告されている。

とはいえ、お酒はお酒。一度に大量に飲むのは
良くない。ほどほどに楽しむと、良いかも知れない。


最近のアトピーやアレルギーは、余りにも殺菌し
過ぎることで、以前にも増して菌耐性力を備えた
タイプが世界中で発生し、それが私たちの体に
悪い影響を与えていることも分かってきた。


昔ながらの小さな酒蔵は、こうしたゆっくりとした
自然な発酵過程をなるべく取り入れながらの酒作り
をすることで、体に優しい酒が醸し出される。

今まで、私たちは成長拡大戦略でやって来たけれど、
小さな存在、非力な存在で生きる人ほど、
こうした微生物が示す「生き方メッセージ」に、
これからの時代を個性的に生き抜くヒントが有る
のではないだろうか。



ちなみに、最近、このお米由来の乳酸菌を
フリーズドライにしたものが、静かに販売を開始。
名前は「モバイルマイグルト」。
http://wkwk.1siawase.com/fwd3/mmgrt1

個人的な体験感想だが、非常に体調が良く、
トイレの「リズム」もすこぶる快適です。
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