世界的日本企業の創業ストーリーを描いたドラマを
テレビで見ていた。

世界一の企業も、実は創業時は、苦労と挫折の繰り返しを重ね、お金に困窮し、人や社会からも相手にされない時期が長く続いていた。最初から成功集団、成功の仕組みがそこに在った訳ではなく、ゼロからのスタートだった。

マイクロソフトやアップルも、その創業初期は、自宅のガレージスペースから始まった。

僕の実家に住む母は、同じ街に本社がある、今や世界的な電動工具メーカーとなっているマ〇タの創業当時の事を覚えていて、「小さなプレハブで、みんな仕事をしていたのよ…」と教えてくれた。

一生懸命に努力しているのに、
なかなかいい展開や成果につながらない。

こんな思いで、日々を過ごしている人も、
少なくないと思います。

一生懸命にやっていて、その努力が報われないほど、
残念で、心が折れそうになるものはないし、本当にそれは辛い。

時間やお金、労力をどんなに一生懸命かけても
ある一定の期間、成果がほとんど上がらない
“準備・停滞期”という時期がある。

何かを新しく始めスタートする場合、これは、成果を出すまでには誰しもが経験することでもある。が、創意工夫や研究を諦めず、その努力をコツコツと続けると、ある一定の時期を過ぎた頃、好転ポイントがやって来る。

これは「シンギュラー・ポイント」と呼ばれているようだ。

このポイントを超えると、物事の展開がぐっと
良い方向に動き、「成長曲線」を描けるように
なる可能性がグッと高まる。

それまでの停滞期が、嘘のように、
急カーブを描いて成果がみえる現象が
徐々に起こるという。

成果を出せないで終わってしまう人は、
この「シンギュラー・ポイント」が現れるまで、
継続させることを諦め、成長曲線が出てくるのを
待てない傾向にあるようだ。

ただ、このまま待って良いのかどうかの「見極められる力」も必要になる。いろいろな角度から客観的に眺め、観察し分析する「多眼力」。質の良い情報を沢山集め、学習と振り返りの習慣を生き方に取り込む。さえない今までの生き方、価値観の延長をどんなに続けても、その未来に待っている期待するゴールは得られず、結果は多分同じだ。これでは心はずっと挫折したままだ。

何かを変えないといけない。

何から変えるのか…。

個人なら、先ずは自分自身の中身を徹底的に分解するところから始めよう。

自分の強味、弱み、何に強い関心を持ち、何が苦手か。健康面、人間関係、生活経済力、家族、仕事、自己成長学習、心・精神、生きがい、社会との関わり等からも分析していく。

その上で「私は一体何者なのか」を自覚する。組織体も同じだ。

強味基盤、成長基盤を育む振り返りの仕組み、人や社会が羨望する価値観の場に向かうゴール設定、適切な時流変化対応力。マクロとミクロのバランス力、人と環境を壊さない豊かさと幸福度を高める仕組み。

これらをコツコツ諦めず続けていけば、余程、感覚が独りよがりで、ズレていなければ、多くは平等にこのポイントが訪れ、それを過ぎ、さまざまなチャンスを丁寧にさばき、“美味しく調理”すれば「成果」という果実を収穫し味わうことが出来る。

そのポイントがやってくるのは、人によって
1年、3年、10年と、期間や時期が異なるようですが、
得てして「ああ…もうだめだ」というギリギリの
壁の向こうに、好転ポイントが待機している事が
多いように感じます。

多くの人は、この「横ばいの時期」に耐え切れず、
諦めて他の道に行ってしまうことが見られますが、
「もうだめか…」という時こそが、実は踏ん張り所
でもあるかも知れない。

「人生は9敗1勝」が標準値。

これくらいの感覚で生きていれば、少々の挫折や困難は、「当然の現象」と、良い意味での覚悟や、それなりの腹が据わってくる。

見た目は成功をあっという間に実現させている人でも例外ではなく、人が分からないところで、圧倒的なトライ&エラーを身を持って実践している。だから生きる上での技量も知恵も凝縮する。これがノウハウになる。

そういう意味では、見方を変えれば、失敗や挫折は本当の意味での失敗、挫折などでは無くて、貴重な学習体験である、と言える。早い内の行動の中では、失敗や挫折でのダメージは少ないことが多い。周囲もそれほど期待していない分、影響力も少ないからだ。

小さな失敗を人よりも沢山体験して、大きな失敗を防ぐ知恵の技術を凝縮しておく。失敗が多い自分を許し、信頼を続けるには、この視点がとても大切だ。自分を信頼し、許し、自分を大切に出来ることで、人にも優しく、大切にすることが出来るようになる。この生き方を継続していくことで「本物度」も深まる。他人依存度が減り、自立の心の度合いが増える。

自立の心が増えると、問題回避の能力が格段に高まる。「本物度」が上昇すると、本質を見極める力が養われる。つまり集める情報の質も量も高まる。

年々、情報のネットワーク網の充実度が高まってきた。それだけ昔よりも価値観変化の流れが速くなり、上っ面、薄っぺらい戦略や仕組みはどんどん淘汰される。つまりより「本物」しか生き残れない時代になってきた。

これは人や、会社、国にとっても同じこと。今までの過去に囚われ、古い価値観の考え方、他人依存型の無責任な生き方、自己保身優先、大局を見失った目先の利益搾取を続ければ、時代の流れが加速している分、どんどんと淘汰されていく。それを防ぐには、勉強し、学習し、質の高い情報を沢山得て、生き方を変化させる努力を、自立の心、自己責任でするしかない。

人が死ぬ時、一番後悔をするのが、
「自分にはもっと○○が出来たのに、それを
充分にしなかった…」ということだそうだ。

「ああ、本当に一生懸命に生きられた、
よくがんばった良い人生だったな…」

こう自分自身に誇りを持って死ねるように、
毎日を生きていたいものです。

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