自分の改革をはばむ「自己免疫心理システム」

誰もが一度は、「よし!今度こそ○○目標を必ず達成
するぞ!!」と固く心に誓った経験があると思います。

でも無事目標を達成した人はどれぐらいいるのだろう?

もしあなたが今まで、こうした目標を立てて見て、
その結果を振り返ってみたとき、その多くの
結果はどうでしたか?

思うように事が進まず、途中で挫折したという体験が
圧倒的に多かったのではないでしょうか。

実は今、「心の挫折や目標達成を乗り越えることが
何故難しいのか」について、最新の大脳生理学や
心理学の視点からひも解かれた専門書籍を取り寄せ、
学んでいるのですが、その一つにとても興味深い
内容が書かれているので、その一部をあなたとシェア
したいと思います。

この書籍の著者はハーバード大学院教授の
ロバート・キーガン博士で、米国でも数多くの
研究論文を発表され、多くの名誉学位や賞を受賞されている。

キーガン教授によると、自分を変えようと目標を
掲げ、その実現に向かって「真剣に考え、熱心に
研究し、努力するだけでは、変革は起こらない」と
いいます。

理論や理屈は(それが例え説得力のあるもので
あったとしも)、自分の内面での自分との対話領域に
働き掛けをしてくれ、自分を何とか変えようとする
意欲を後押ししてはくれるが、それだけでは残念ながら
「”肝心な一線”を突破することは出来ない」。

キーガン博士の研究によると、命に関わる
病気を持つ患者グループに対し、担当医師から
「このままの生活状態を続けるならば、今の命は
あと数年間しか持たない」と宣言されたにも関わらず、
実際に悪しき習慣を直せた患者数は、7人中僅か1人
の割合だった。

「死の宣告」を受けたにも関わらず、何と7人中、
6人が自分の生活習慣が直せないんです。

じゃあ、彼等は自身の気持の中で、
「このままじゃあいけない。何とか治さなければ…」
という切実な気持が無かったのか、というと、
そうでは有りませんでした。

習慣を直せなかったほとんどの人は、直せた人と
同じように深刻に医師からの忠告を切実に受け止め、
何度も直そうとチャレンジを繰り返したのです。

自分を変革することが出来ない人には
出来ない「ある隠された理由」があったのです。

そして、この「隠された理由」は、多くの人が持ちます。
きっとあなたもその1人かも知れません。

3年前のあなたを思い浮かべてみてください…。
現在のあなたと比べ、どうですか?

「進化」しているでしょうか。
ある目的や目標の多くを実現させ、達成させて
いるでしょうか。

その実現度が限りなく低ければ、残念ながら
あなたも「その他大勢の仲間」です。でも悲観
することはありません。それが「普通」だからです。

ある目的を持って、「セルフファシリテーション」
という技術を使い、自分の内面や、自分自身の
価値観を整理整頓させていくと、自分の中の
「矛盾した状態」を発見する事が出来ます。

「矛盾した状態」というのは次のような状態をいいます。

多くの人は、「片足をアクセルペダルを踏みつつ、
反対の足でブレーキペダルを踏んでいる状態」になっている。
(キーガン教授談)

「今度こそ!」とじっくりと考えた末に設定した
自己改革への新しい目標も、その実現には「表」と
「裏」の心理的な目標達成を強烈にはばむ
「免疫機能」が起こっているということ。

つまり目標には「表の目標」以外に、本人自身が
実は気が付いていない「裏の目標」がしっかり設定
されていて、この「裏の目標」が設定されていることで、
実際に目標を実現する際になると、その実現への
行動を強烈にはばみ、阻害する日常行動を起こす事と
かなり密接な関係がある、といいます。

さらにいえば、自分を改革し、変革させるには、
実際、想像以上の過酷な経験(少なくとも、本人に
は体感としてそう感じる)を耐え抜くだけの強い意志
の力が必要になるが、多くの人はそのパワーを生み
出す”源泉”を持たないままに、ただただ理論上で
設定するだけで終わってしまう為に、結局は目標の
実現追求を放棄してしまうことになる。

自分の変革には理屈抜きの私たちの根源、本能を
”ズーン!”と突き動かすような強い欲求を抱く
必要がある。

これが自己改革や目標達成に伴う際の、過酷な経験を
耐え抜くだけのエネルギーの”源泉”となります。

自分の中の一番大きな源泉を掘り当てるのは、
実際のところ、そう簡単ではないです。

目標実現をいつも強烈にはばむ「阻害行動」が出ない
ようにする、「裏の目標設定」や、自分への誤った
「強烈な固定観念」を一旦、クリーニングすることも、
同じように大きなエネルギーとコスト(時間、労力、
経済的負荷)がかかる。

キーガン教授によると、一般的には、自分の改革の
原動力となる要素には、「目標達成方法への
具体的な内容や展開」が、体感的にも理論的にも、
つまり、心と身体で理解出来ているということと、
達成への自信がある場合に原動力としてのエネルギーが
得られ易くなるようです。

そして、自分の大切な人の苦しみを和らげたいという
欲求が強くある場合などが挙げられます。

実際には、これらの実現をはばむ要素を乗り越え、
自分改革を実現可能にするには、専門的な時間を
かけながらのワークショップを行う必要があります。

自分には「それが可能だ!」と本能レベルで信じて
いない場合や、どうすればそれが可能になるかが、
全く分らず、見当すらつかない場合なら、人は努力を
しようとは思わなくなるのは当たり前ですよね。

だからこそ、きちんとした自分を掘り下げる
ファシリテーションをおこなうことには大きな
意味がある。

自分を変えるべきときに、それを大きく阻害する
のは、それまでの生き方をスムーズにさせてきた
自分への「強烈なる固定観念」です。



無意識に設定されている「裏の目標」は、
この「強烈なる固定観念」と密接な関係があります。

PCでいえば、いくら「便利なツール」をインスト
ールしたところで、そのパソコン機能そのものを
根本的に影響させているOSそのものをバージョン
アップさせない限りは、自分を根底から変革させる
ことは出来ないんです。「自分への固定観念」を
根本的に変えないといけない。

その方法があります。

この固定観念をバージョン「1.0」とすると、
変革には、これを「2.0」にする必要がある。

それには、自分に対して「どう感じるのか」を
探らなくてはならない。

「どう感じるのか」に変化が起こらない限り、
自己改革は始まらない。

そして、「どう感じるのか」と「どう知っているのか
」は密接な切っても切れない関係にあるので、
自分への「固定観念1.0」がどのように自分の中で
創り上げられてきたのかを知ることが大切になる。

つまり、自分を「どう知っているのか」をリサーチする。

①自分への強烈な固定観念が何か。
②それが一体いつからどのように生まれ作られてきたのか。

これを明らかにする必要がある。

自分の目標達成や改革を妨げてきた本当の理由を、
「自分が作られて来たルーツ&ヒストリー」を
しっかりと理解し、探求すること。

その上で、自分の表の目標をはばむ
「阻害行動パターン」を整理整頓し、
「裏の目標」が何なのかを突き止める。

そして、自分への「固定観念1.0」を
洗いざらい「見える化」し、本当にそれが真実なのか?

それが正しいのかを日常の中で様々な取り組みを
行いながら客観的に検証をしていく。

こうした検証を進めながら、「1.0」が正しかった事、
正しくなかったことを確認し、新たな自分への
「固定観念2.0」にバージョンアップさせていくことが、
未来への希望をより感じさせ、新しい自分と
して生まれ変わったんだ、変革を成し遂げられるんだと、
自分の可能性の枠を広げられる喜びを
実感することが可能になると思います。

今後、研究を深めながら、
こうした自己変革のための私塾をあなたにも
公開していこうと考えています。

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